仏壇の本来の意味はは仏教において「仏様を祀る壇」のことであり、寺院の中にもあり、家で祀ることが出来るようにと作られたものが自宅用の仏壇になります。 一般庶民が家庭に仏壇を置くようになったのは江戸時代の寺請制度からと言われており、寺請制度がなくなった現在でも、多くのご家庭で仏壇が置かれています。仏壇はお寺の代わりのようなもので、ご自宅で毎日仏様を祀り、拝みたいと言う人のための供養の場と考えられています。そのため、仏壇にはご本尊だけでなく、故人の位牌が飾られています。その日あったことを話しかけられたり、大切な日には出かける前に手を合わせてお祈りされるなど、亡くなった人との対話の場としている人も多いものです。亡くなられた人やご先祖を供養する意味では、こまめなお墓参りが望ましいのですが、お墓が遠かったり、お仕事や家庭の事情で叶わない方も多いため、仏壇をお墓参りの代わりにすることが出来るのです。それでは仏壇がないと故人の供養は出来ないのかと言うと、そうではありません。先に述べましたように、故人を供養したいと思えば、お墓参りにいけばよいので仏壇がないからと言って非常識であったり、信仰心がないということにはなりません。仏壇を持つかどうかはご自身の考えで決められて問題ないと思います。 最近は、洋室に合うタイプで一見すると仏壇に見えないものや、省スペース型のコンパクトな仏壇も普及しています。たんすの上やラックの上に置けて、移動やお手入れがラクに出来るタイプもあり、選択肢が増えています。高額なイメージがある仏壇ですが、デザインやサイズにより値段は様々ですので一見されるとよいかもしれません。 横浜には仏壇の卸売りセンターがあり、通常よりも求めやすい価格で購入できるのでお勧めです。ご購入を検討の際にはご覧になられるとよいでしょう。 |