仏壇を置く部屋を作る前に覚えておくべきこととは|横浜の仏壇ならお任せ下さい。

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仏壇を置く部屋を作る前に覚えておくべきこととは

質問 両親はすでに他界していますが、これまでは職場もある家賃の高い東京の狭い2LDKマンションに4人家族で暮らしていて、父は5人兄弟の末っ子ということもあり、元々実家にも仏壇はなかったこともあり、家には位牌しか置いていませんでした。
しかし、職場は遠くなりますが、今度地元である横浜市内に念願のマイホームを建てられることになり今からワクワクしています。
本当はもっと早く家を建てる予定でしたが、子供が2人できて妻が長期間仕事を休むことになったことと、思っていた以上に子育てにお金がかかったこともあり、私もついに40歳を迎えてしまいました。
これから長期にわたって住宅ローンを返していくことにはプレッシャーを感じていますが、これまで仕事の方は順調で以前よりもかなり収入は増えたので、繰り上げ返済をして定年前に何とかローンを完済したいと思っています。
前置きが長くなりましたが、マイホームを建設するにあたり家に仏壇を置こうと思うのですが、仏壇を置く部屋を作る前に覚えておくべきことがあればぜひ教えて欲しいです。一応そのためには和室を作って方がよいと考えているのですが、仏間を作るときに注意すべき点があればそれも併せて教えてください。
それと、無知で恥ずかしいのですが、仏間と床の間の違いについても知りたいので、わかりやすく説明してもらえるとありがいたいです。
yajirusi
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仏間に置く仏壇を事前に決めておきましょう

最初に、仏間と床の間の違いから説明させていただきます。
仏間と床の間は混同されやすく、床の間は和室特有の装飾の一つであり、掛け軸などの装飾品を置く飾り棚としての機能を持っていて、和室の中の一部のスペースを指します。これに対して仏間は、和室全体を意味しています。
床の間に仏壇を置いてはいけないのでは?と思っている方も多いようですが、床の間は和室における最高位の場所であり、仏壇を置いても問題はありません。
仏間とは仏壇や位牌を置く部屋のことで、その定義には諸説ありますが、もちろん仏壇を置く必要もありません。仏間を作る大事なポイントは、そこの仏壇を置く場合は当然ですが、十分なスペースがなくてはいけません。
仏壇は豊富な種類が用意されていて、大きさも自由に選ぶことができます。そのため、部屋に合わせて商品を選ぶこともできますが、これから家を建てるのであれば、事前に仏間に置く仏壇を決めておくとよいと思います。
特に仏壇ありきで仏間のレイアウトを考える場合は、購入する仏壇をしっかり下見して、縦横高さなどのサイズを確認しておきましょう。
今ではインターネットでも仏壇を購入できますが、欲しい仏壇が品切れになることも考えられるので、すでに家を建てることもそこに仏壇を置くことが決まっているなら、実際に店舗に足を運んで気に入った仏壇を予約しておくことをおすすめします。
東京や横浜であれば仏壇を取り扱っているお店はたくさんありますし、通販でなくてもお得に入手可能です。
また、仏壇は和室に置くイメージが強いですが、洋室に置いても構いません。一昔前には家に和室があるのが当たり前だったため、和室に合うデザインの仏壇しか販売されていませんでした。しかし、現在では和室のない家が増えているため、仏壇の製造元もそのことにしっかり対応して、洋室にマッチする仏壇も数多くラインナップしています。
仏壇は、それを置く場所や方向も重要です。仏壇を置くのに厳密なルールはありませんが、宗派などによって最適な方向が変わります。家相や風水などが気になる方も、事前に仏壇を置く最適な場所やルールを確認しておくことを推奨します。
また、大きくて重たい仏壇を設置する場合は、床材が重みに耐えられないこともあるので、事前にその点も確認して施工会社に伝えておきましょう。
仏間の間取りを構築する際には、注意すべき点がいくつかあります。
仏間の間取りで最も重視するポイントには、お参りのしやすさが挙げられます。仏壇の置き場所を完璧にしても、仏壇にお参りする家族や知人などが使いにくい仏間になっては意味がありません。
人の出入りが少ない仏間を作ることは、先祖に対して失礼にあたるとされているので、移動がしやすい部屋を仏間に選ぶことが基本となります。仏間は、家具などの物を部屋してお参りがしやすいように配慮してください。
仏壇を置く場所は、高さにも配慮しなくてはいけません。仏壇を見下ろすような配置にはしないように気をつけましょう。
床の間に仏壇を置くこと自体には問題ありませんが、部屋の最上位の床の間の反対側は最も重要でない下位にあたるので、そこに仏壇を置くことはなるべく避けるようにしてください。
また、仏壇の多くは木製の素材で作られているので、湿気や直射日光は避けるようにしましょう。特に日差しが強くなりやすい窓の付近に置くことには注意が必要です。
仏間に神棚を設ける場合は、向かい合わせに仏壇を配置することと、神棚の真下に仏壇を配置するのもマナーとしてはNGです。