自宅に仏壇を置く意義とは|横浜の仏壇ならお任せ下さい。

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自宅に仏壇を置く意義とは

質問 いろいろな事情が重なってこれまで長年暮らしてきた横浜の実家を売却することになりました。今後も生まれ育った横浜市内で暮らしていきますが、家族でマンションへ引越しする予定です。
まだ家を売るまでは少し時間があるので、現在引越し先を探しているのですが、マンションに住むとなるとどうしてもこれまでよりも住居スペースが狭くなるので、引越し前に物をたくさん処分しなくてはいけません。
ということで、現在家中の荷物の整理をしているところです。他にも頭を悩ませていることがあり、それが仏壇をどうすれば良いかということです。
現在はそれなりにサイズが大きな仏壇があって、これを居住スペースの狭いマンションに置くのは難しいと思っています。それに今ある仏壇はもうかなり古いので、前からこのまま今の家に住み続けるにしても仏壇は新しくしなければいけないと話していました。
今ではマンションに住むことも当たり前になっているので、私たちのような仏壇に関する悩みを抱えている人も多いと思うのですが、マンション暮らしの人たちの仏壇事情はどのようになっているのでしょうか?そもそも自宅に仏壇を置く意義とは何なのでしょうか?
私たちには2人の息子がいて、主人は長男ということで先祖代々のお墓もあり、昔から当たり前のように家には仏壇があったので、マンションに引越しをしてもそこに仏壇を置かないというのも罰当たりな気がします。
きっと私たちと同じような状況に置かれている方も大勢いると思うので、良い解決策があればそれも教えて欲しいので、どうぞよろしくお願いいたします。
yajirusi
A

仏壇は家庭にある小さなお寺です

仏壇はお寺を模していて、家庭にある小さなお寺です。そこは仏様がいる場所であり、宗派によっても異なりますが、一般的には亡くなった人の魂が位牌にあります。
仏壇の中には位牌が置かれるので、仏壇のお参りはお寺参りと同じ意味があるのです。お寺が遠方にあるなどの理由でなかなかお参りに行けない方も多いですが、自宅に仏壇があればいつでも亡くなった家族やご先祖様へ感謝の気持ちを伝えることができます。
ご指摘の通りにマンション暮らしをする人が増えている今の時代では、家庭の小さなお寺である仏壇を置きたくても置かなかったり、仏壇をコンパクトにしたりするしかない状況に置かれている方も大勢います。
一軒家であればはじめから和室があって仏壇を置くスペースが用意されていることも多いですが、マンションだとよほどでない限り仏間は用意されていません。少子高齢化や核家族化が加速していることから、仏壇を代々引き継ぐこともできなくなっている家庭も増えていて、仏壇をどのようにして処分して良いか悩む方もたくさんおられるようです。
単純に仏壇が生活様式に合わないという理由で家に起きたくないという方も増えています。昔ながらの仏壇は和風住宅にマッチするようにデザインされています。そのため従来型の仏壇は今の洋風の住宅には存在感があり過ぎて、人によっては邪魔な存在として思えなくて、敢えて仏壇を置かない家庭が多くなってきているようです。
仏壇は一般的に夫の家系のものを置くことが多いですが、妻が仏壇を置くのを嫌がったり、稀ではありますが夫婦間で宗派が違っていたりなどの事情によって、仏壇を置かない家庭もあります。
仏壇の問題を解決する一つの方法として、手元供養を選択するという方法があります。手元供養では、今までのしきたりや習慣にとらわれることなく、故人やご先祖様の魂に手を合わせる場所を自由につくるという供養のやり方です。
これまでは仏壇に手を合わせていたのを、故人の遺骨を少量だけ手元に保管してお部屋などに安置する方も増えています。小さな骨壺に遺骨を納める方もいれば、ペンダントの中に納めて持ち歩いている方もいます。
この方法であれば、故人を偲びたい人が複数いれば分骨をしてそれぞれが手元で供養ができることになります。仏壇を置かないで位牌や骨壺を置く場所をつくって、そこに手を合わせている方はたくさんいます。
手元供養には抵抗があるという方のため、最近では洋風の家にも合う仏壇や、小さな仏段なども数多く販売されています。コンパクトで見た目もインテリア調になっていて、最初から床ではなく棚の上に飾る仕様になっている商品も販売されています。
仏壇を購入すれば仏具も揃えなければいけませんが、ミニ仏壇にはミニ仏具もセットで付いてくるものが多いです。仏具もセットになっていて、仏壇の中に仏具をすっぽりしまい込めて、場所を選ばず飾れるような商品も販売されています。
最近では火を使わなくてもお参りできるような仏壇も数多く登場しているので、マンションなどで火災の心配をする必要もありません。仏壇という概念を取り去った、お花や写真などを飾れるインテリアのような商品も揃っているので、自分の好きなものを選んでみると良いでしょう。
大事なことは仏壇にこだわるのではなく、故人やご先祖様に感謝する気持ちです。