自宅に仏壇を置けない場合はどうすればよいの?|横浜の仏壇ならお任せ下さい。

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Q

自宅に仏壇を置けない場合はどうすればよいの?

質問 今度東北の田舎町から横浜へ引越しすることになりまして、1つ大きな問題が勃発しました。
我が家は3人家族で、現在は私の亡き両親が残してくれた実家に住んでいます。一人娘が横浜の大学への進学が決まり、私も妻もフリーで仕事をしていて場所を問わないため、家族全員で横浜に引越しすることにして、すでに横浜市内にマンションを見つけて先日契約も交わしたところです。
当初は娘だけが横浜に行って、私たちは地元に残って仕送りをする計画でしたが、娘の住処を探すために一緒に初めて横浜に行ったところ、私も主人も横浜の街並みや雰囲気に魅了されてしまいました。
娘も一人暮らしは心細いということで、思い切って横浜に移住することを決めました。それに、横浜も東京と同じくらい家賃が高く、それにプラスして10万円以上の仕送りをして、さらに授業料を定期的に納めるとなるとなるとかなりの負担になるため、経済的に最も良いのが家族全員で横浜に住むことだと気づいたからです。
今住んでいる家は一軒家で田舎の家ということもありかなりの広さがあって、家の中には仏間があり、そこには大きな仏壇が置かれています。しかし、引越し先である横浜のマンションは、2LDKで今の家の半分もないくらいの広さで、とても大きな仏壇を置けるスペースはありません。
田舎の家は私たちが引越しをした後に知り合いの不動産会社にお願いして売却する予定なので、それまでは仏壇もそのままにできますが、その後は処分しなければいけません。
聞きたいことは、仏壇を家に置く意味と、私たちのように事情があって仏壇を家に置けない人はどのようにしているの?ということです。何か良い方法があれば教えて欲しいので、ご回答をよろしくお願いいたします。
yajirusi
A

仏壇を置かない場合は手元供養という方法もあります

仏壇を置いて故人を供養したいけれども、部屋が狭いなどの理由で仏壇を置けないという方も少なくありません。そもそも仏壇は仏様のいる場所で、家庭の中にあるお寺のような存在です。
そこには故人の魂が込められた位牌があります。宗派によっては魂の宿り方には違いがありますが、一般的にはそのように考えられています。
仏壇へのお参りはお寺参りを同じ意味を持ち、日常における故人やご先祖様への感謝の場として仏壇があります。しかし、今では一昔前とは違いライフスタイルにも変化が出てきていて、いろいろな理由で仏壇を家の中に置かない人がかなり増えています。
現在の建物には、一軒家も含めて和室が少なくなっています。和室があっても仏間として利用している家庭は少なく、家を建てるときにも仏壇を置く部屋をつくることを考える方も減少しています。
一軒家でも和室を設けない人も増加傾向にあり、マンションやアパートも和室なしの物件が当たり前になっていて、仏壇用のスペースを確保できなくなってきています。
少子高齢化が進み、仏壇の世話をしてきて人たちが高齢になって施設に入居することにより、仏壇を処分することを余儀なくされている方も少なくありません。
それに、洋風の家には従来型の仏壇がマッチしなくて、敢えて仏壇を置かない人も多くなっています。和室でない空間に仏壇を置くと、確かに違和感を覚えてしまいます。他のインテリアとも仏壇は会わなくて、どうしても仏壇だけが浮いてしまうことは事実です。
また、仏壇は長男である夫の家に置くことが多いですが、少子化が進んでいる現在では妻側の親が亡くなると仏壇を引き受けなくてはいけなくなるような状況も増えています。そうなると、宗派が異なる仏壇を1つの家に2つ置かなければいけなくなり、トラブルを避けるために仏壇を置かない選択する家庭も増えているようです。
このように、家の中に仏壇を置かない家庭が増えているわけですが、その場合は手元供養という方法を選択する方が多くなっています。手元供養の代表的な方法は、今までのような仏壇を置いて故人やご先祖様に感謝するというしきりたりや習慣に捉われないで、ライフスタイルや住環境などに合わせて、手を合わせる場所を作るというやり方です。
小さなスペースに位牌や遺影を飾るなどして、自由に手を合わせる場所を作っているようです。
手元供養をする方法として、故人の少量の遺骨を手元で保管するというものもあります。具体的には、遺骨をペンダントに入れて身につけたり、小さな骨壺に入れて部屋に安置したりしているようです。
この方法を選択すれば、長男以外にも故人を偲びたい複数の人たちと分骨して、それぞれが手元供養をすることができます。
手元供養の方法として、ミニ仏壇を購入するという方法もあります。最近では家が狭くても設置がしやすいコンパクト型の仏壇がたくさん販売されています。洋風の家に合うようなデザインのものも多く、棚の上などにも飾れるようになっています。
仏具もセットになってリーズナブルな価格で購入できるものが多いので、どうしても仏壇を起きたい方にはミニ仏壇が向いていると言えます。