ミニ仏壇を選ぶメリットやデメリットとは|横浜の仏壇ならお任せ下さい。

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ミニ仏壇を選ぶメリットやデメリットとは

質問 主人を亡くして約2年が経ちます。娘が2人いますが、すでに結婚してそれぞれ家庭を持っていて、横浜の家には私一人だけになってしまいました。
主人が亡くなりお墓を持つことも考えましたが、そうなると後々嫁いだ娘たちに迷惑がかかると思い、横浜市内の納骨堂を利用することに決めました。
仏壇も邪魔になると思いこれまでテーブルの上に位牌を置いて拝んでいましたが、さすがにこれでは主人に悪いと思い、小さければ娘たちにもそれほど迷惑がかからないと思い、仏壇を購入することに決めました。
そこで友人たちからもいろいろな情報を集めている最中なのですが、ミニ仏壇と呼ばれる商品が今流行っていると聞いて非常に興味があります。ミニ仏壇とは具体的にどういうもので、それを選ぶメリットやデメリットについて教えてください。
yajirusi
A

価格が手ごろで移動が簡単などのさまざまなメリットがあります

ミニ仏壇とは、その名の通りに小さくてコンパクトな仏壇のことを指します。サイズが小さいことから中に入れる仏具も最小限のものだけを配置し、他にもパーソナル仏壇や簡易仏壇、略式仏壇などとも呼ばれています。
ミニ仏壇は従来のものと比べて装飾も施されていないことから、お手頃な価格で購入できたり、小さくて軽いことから移動が簡単だったりなどの多くのメリットがあります。
最近ではサイズが小さい仏壇も数多く販売されていますが、それでも数万円〜10万円ほどの価格はします。ミニ仏壇なら数千円からでも購入することができます。仏具を揃えてもそれほど大きな金額にはなりません。
ミニサイズであることから処分もしやすく、買わないで自分で作ることも可能です。女性の方でもカラーボックスやホームセンターで販売されている棚や板などを使用して、一人で簡単に作ることができます。
掃除をするときに簡単に移動できますし、部屋の模様替えをするときにも邪魔になりません。ミニ仏壇はスペースがなくても置ける点も大きなメリットです。
特に都心部にある家やマンションだと、大きな仏壇を置く場所がなくて困るケースが多く見られますが、ミニ仏壇はハガキ程度のサイズのものもあるので、わずかなスペースでも置くことができます。
市販のミニ仏壇はいろいろな形やデザインがあり種類はかなり豊富なので、和室でも洋室でも家の内装の雰囲気に合わせて自由に選ぶことができます。最近ではカントリーテイストやヨーロピアンテイストなどのミニ仏壇も販売されています。
大きな仏壇を部屋の中に置くそれだけが目立ってしまいますが、ミニ仏壇は部屋の雰囲気を損なう心配をせずに配置できる点も大きなメリットです。
このように、多くのメリットを持つミニ仏壇にもデメリットは存在します。
その1つは安っぽく見られやすいことです。サイズが小さく装飾もシンプルであるのがその理由で、洋風のデザインだと仏壇だと気づかれないこともあります。来客があったときなどは仏壇だと気づかず、インテリア雑貨などと勘違いされるようなこともあります。
価格が安い分造りもしっかりとしていないため、壊れやすい点もデメリットの1つです。持ち運びがしやすいため、移動や掃除のときに間違って破損させてしまうことも多いようです。
サイズが小さいことから、仏具が使いづらいというデメリットもあります。特に手が大きい人などは仏具を壊してしまうことも多いため、細心の注意を払う必要があります。仏壇や仏具を壊してしまうと気持ちも良くないと思います。
ミニ仏壇を置くことを家族や親戚に反対されることも少なくありません。そのため、まわりの意見もよく聞いて仏壇を選ぶことをおすすめします。
また、仏教の宗派の中には厳格な決まりを設けているところもあって、ミニ仏壇を認めていないこともあります。そのため、事前にそのことを確認しておいた方がよいです。
ミニ仏壇は、置き場所にも注意しなくてはいけません。普通の仏壇は正座した際に目の高さよりも高い位置にご本尊を安置するという決まりがあります。ミニ仏壇はサイズが小さいため、低すぎる場所に置くと高さが足りなくなる可能性が高いので注意しなければいけません。
ミニ仏壇は配置がしやすいですが、エアコンなどの風などが直接当たる場所には置かないような配慮も必要です。仏壇は故人の魂が安らかにいられるようにしなくてはいけないため、快適で静かな場所を選ばなくてはいけません。
それに、ミニ仏壇は他の仏壇とは違い重さもあまりないため、エアコンの風などで倒れてしまう危険もあります。
エアコン以外にも火気のそばや直射日光が当たる場所には置かないように気をつけましょう。ミニ仏壇は、机や低めのタンスなどの上に設置するのが適しています。
ミニ仏壇は狭い家でも置くことができてとても便利ですが、テレビ台の上などだと静電気が気になるなど、置き場所には十分な配慮が必要です。